アルバム「リリカルファンファーレ」歌詞



「リリカルファンファーレ」について

2005年のメジャーデビューのきっかけとなった、カヒロ名義による2004年12月にリリースしたソロアルバム。 

ビクター盤「カヒロックス」収録曲の元曲になった曲が多数収録されています。 

 当時のカヒロの音楽世界が最も凝縮された作品として好評を得たアルバムです。


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ノハラノムコウ


アラビアの宝よりサバンナの風よりも僕を見つめてくれる君が素敵

ギリシヤの遺跡よりベトナムの虹よりも不思議で輝いてる君を見たい

羽根のある僕の背に君を乗せて青い大空へ羽ばたく 笑いながら

大きな雪の上でくり広げられてるサーカスをのぞきに行こう


アラスカのオーロラより フランスの河よりも風に流れる君の髪がきれい

エジプトの呪いよりスマトラのトラよりも本気で怒る君の方がこわい

手のひら重ねあわせそっと目をとじると一面に広がる麦畑で

君は髪をなびかせ僕にほほえんでる 黄金の光の中で


この広い世界中のなかから僕らは出会えたんだね

たくさんたくさん人はいるのに出会えたなんて不思議だね

明日も明後日も一年後も十年二十年後も

光で満たされた時の中を仲良く泳ぎ回りたい


あたたかでわがままでさわやかで泣き虫で優しくてそのままの君が好きさ

いじわるで可愛くてやわらかでおこりんぼいつまでも笑ってる君が好きさ

ありふれた出来事で僕を喜ばせてささやかな言葉で笑いあえる

どんなときも素敵な君を忘れないさ いつまでも二人でいたい


なによりもなによりも大切な宝物 いつまでも輝いていてほしいな

なによりもなによりも大切な玉手箱 ヨボヨボになったときもずっと好きさ

丘の向こうからきこえてくる鐘の音 ほがらかに優しくひびきわたる

僕たちの長い長い旅のはじまりはゆるやかなそよかぜの中


ありふれた出来事で僕を喜ばせてささやかな言葉で笑いあえる

どんなときも素敵な草原を僕らはいつまでも歩いていこう


作詞・作曲 スズキカヒロ (C)Suzuki Kahiro2004






ゆりかご


風向きが変わってからラクダも歩き出した

スーッとした空を見上げ

僕らは影からそれを見て熱い熱い熱い

また旅は続くよ


曼陀羅のお月さまがまた腹をすかして

真夜中を過ぎてゆく

僕らは影からそれを見て笑い笑い笑い

旅は続く


永遠に流れてる 河を振り返れば

大きな花が咲いていて

みんなの心を包みこむ

太陽のような赤い実になるよ


ゆりかごに眠るのは昔の僕だよ

今の僕じゃない

誰もが戻ることの出来ない空を

ずっと泳いでるのさ


永遠に流れてる河を振り返れば 

大きな花が咲いていて

みんなの心を包みこむ

太陽が今ほほえんでいたよ 


そよ風を肩にかけて オウムと歩く

少年のウタよ

大きな天や大地を金色に染め

行ける者を全て讃えよ


ゆりかごに眠るのは昔の僕だよ

今の僕じゃない

確かにみんな空を飛べるはずだから

たった一歩踏み出す 大地を見よ


作詞・作曲 スズキカヒロ (C)Suzuki Kahiro2004





しずく息


君の横顔を見つめるたびに

静かな気持ちがあふれ出す


昨日の悲しい出来事だって

打ち明けなくても忘れちゃう


晴れた空の下

あの大きな木の木陰で待ってるよ

早くおいでよ

ひと休みしよう


小さなしぐさもすぐに浮かぶよ

本当にやさしいその笑顔


まるで昔から知ってたみたい

目を合わせるたびそう思う


雨が上がったら

また大きなあの夕日を見に行こう

赤く広がる

道をどこまでも

何も心配いらないからね

何も心配いらないからね


やっと出会えたね

この日が来るのを僕らは待ってたよ

そっとこぼれる

しずくのような吐息


君の夢見たよ

あの大きな木の木陰で笑ってる

早くおいでよ


何も心配いらないからね

何も心配いらないからね

何も心配いらないからね

何も心配いらないからね


作詞・作曲 スズキカヒロ (C)Suzuki Kahiro2004





ビニールとり


またあの子が遠く

何度も振り返る

夕方の道草

僕のこと忘れないでね


車の音

誰もいない

ポケットの傷

風に消えた


肩にかけたタオル

カラスの目が光る

ふと振り返ったら

あの子はもう見えぬ


羽根の生えた

椅子に乗って

昇って行く

笑うあの子


カンカンカン

体の中に響く鐘の音が鳴りやみません


あの子の引く

細い光

地平線の

裏に落ちた


光目指し

僕は走る

白い影に

靴を脱いで


とても温かだったあの子に

包まれてても忘れてた

大事なものなのに

さようなら


またあの子が遠く

何度も影を踏む

夕方の道草

僕の他は誰もいない


テッテッテケテ

テッテッテケテ

影を踏む

また テッテッテケテ

テッテッテケテ

振り返る

一番ホクロが空に光って

広い草原に風が走る 


作詞・作曲 スズキカヒロ (C)Suzuki Kahiro2004





砂の子供たち


僕は気づくと裸足のまま

古い野原の中に


青いキリンがひとりでいて

ずっと笑っているよ


砂のお城が作れないで

もう夜が明けちゃうよ


君もおいでよ

心消えないうち

僕ら悲しい

砂の子供たちだよ

君も


君もおいでよ

いつか夢見たとこ

誰も来ないよ

砂の子供たちだけ


君もおいでよ 


作詞・作曲 スズキカヒロ (C)Suzuki Kahiro2004





月影(インストゥルメンタル)


セリフ


(今晩は

子供たち

紳士淑女のみなさん

わが愛する友達よ

ゆく

夜の音楽

夢見る

朝の音楽

聴いて

文芸の調べ

美しい青い蝶

黒い森の音楽)


作曲 スズキカヒロ (C)Suzuki Kahiro2004





流れる空の歌


秋の風がポケットの中に入って

ずっと眠ってる

ガードレールの向こう側は月も眠る


この僕の体を走った

悲しい出来事も今では

知らないビルに当たってどこかに行きました


もう君がいなくなった街も変わったよ

確かにここで過ごして来たんだ

今も耳に流れるあの歌は君の声のままだよ


秋の空はせつないくらいに青くて

胸を締め付ける

いつの間にか今の自分はここにいたよ


もう戻れないと気が付いて

振り返らず歩き始めた

空に浮かぶ君の言葉握り締めて


心の中に浮かぶ君は遠くから

あの日と同じ笑顔で見てるよ

いつか遠い所へたどりつく時も君と歩くだろう


君がいなくなった街も変わったよ

確かにここで過ごして来たんだ

今も耳に流れるあの歌は君の声のままだよ

声のままだよ

声のままだよ  


作詞・作曲 スズキカヒロ (C)Suzuki Kahiro2004





けんか


けんかをしたあと

少しだけさびしいな

夕日のまんなか

帰る時かなしいな


あの子泣きながら

帰って行った

今日の悲しいこと

ママに言うのかしら


けんかをしたあと

本当はさびしいな

けんかをしたけど

ぼくあの子好きだから


あしたになったら

ぼくあやまろう

はやく今日はすぐに

明日になってよね


けんかをしたのは

ぼくあの子好きだから

ぼくからあやまろう

ぼくあの子好きだから


作詞・作曲 スズキカヒロ (C)Suzuki Kahiro2004






星になる


にじ

くも

よこがお

いつもお腹がすいている

ノラ犬ター坊

橋の上


みず

あわ

うずまき

川の向こうに行ってみよう

集まれみんな

探検だ


ゆっくり降りてくお日さまの色

真っ赤に揺れていて暗くなる

淋しくなったらおうちへ帰ろ

みんなが待っているはずだから


みみ

はな

しんぞう

白いお手々があったかい

やっぱりやさしい

おかあさん


ほわ

ほわ

おふとん

やわらか雲のうえみたい

知らないうちに

夢の中


僕らが帰ったあとの公園

誰もいなくなってまた明日

真っ暗お空にキラキラ光る

やさしく見つめてるお月様 


何度も何度もくりかえす空

僕たちはフトンを抜け出して

フワフワ夜空にのぼっていって

そっと笑いながら星になる

星になる


作詞・作曲 スズキカヒロ (C)Suzuki Kahiro2004





エンディング


(インストゥルメンタル)






スズキカヒロリリック

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