アルバム「カヒロのうた」歌詞




春がやって来る


絵の具の街

にじむ景色

路地裏に咲く電燈のまたたき


はるか彼方

宵の光

食べかけのパン静かに陰ってく


追いかけるほど逃げてく影法師

うっすら夕暮れに溶けたお月様


春がやってくる

眠い目のままで

雲の隙間から時が動き出す



流れ星の

かけらが落ちて

機械仕掛けの子供達に当たる


洗濯物が静かに揺れている

ボタンを掛け違えたままかくれんぼ


春が微笑んで

夢が目を覚ます

行こうどこまでも旅は終らない

ああ あこがれの場所へ


琥珀色した夜道で

ひとり仰ぎ見る銀河

たった一本の道さ

背中の羽根を広げて


行こうどこまでも

風はやんでいる

行こういつまでも夢は終らない


春がやってくる

眠い目のままで

雲の隙間から時が動き出す


春がやって来る

春がやって来る

春が

春が


作詞・作曲 スズキカヒロ (C)Suzuki Kahiro





かわいい地球


うららかな青空ラッパの音が響いたよ

目覚めたばかりの少年がまぶたをとろとろさせている

アーレーあの音は何だろうな


のんびり降りてきたそしらぬ顔のそよ風が

ふと気のないようなふりして少年の頬にちゅーをする

アーラー少しだけ恥ずかしいな


ほらねほらね楽しいね

あれまあれままた転んじゃったけれど

誰も笑わないからほら起きよう

小さく浮かんでるかわいい地球



沢山の生き物みんな違う形して

ほんとは仲良くしたいからお互いの頬にちゅーをしよう

ホーラーもうみんな仲間だよ


うららかな青空ラッパの音は止んでいる

目覚めたばかりの少年の瞳は星より澄んでいた

アーレーひとすじ飛行機雲


なんかなんか嬉しいな

僕ら僕らまた転んじゃった時も

みんな助け合えるよこの星で


ほらねほらね楽しいね

あれまあれままた転んじゃったけれど

次は転ばないからさあ歩こう


ラララ・・・


静かに回ってる僕らの地球

何時でも回ってるかわいい地球

かわいい地球


作詞・作曲 スズキカヒロ (C)Suzuki Kahiro





手動音楽


山と空の隙間に立ってる

まだ色の決まってない

大きな煙突にくっ付いた

古い古い工場で


髭と踵がとても伸びた

沢山のおじいさんが

今でも手作業で音楽を

優しい顔で作ってる


プーラッチャチャッチャーラ

プーラッチャチャッチャーラ

旋律が踊る

いろいろとガヤガヤと

なかなか進まない


あーそこじゃないってばー

いやこれでいいんだよー

あーわからなくなっちゃったー

またやり直し


楽しそうでうらやまし

みんなのミュージック


パパもママもみんな聴いてた

手作りの丘の上で

あの子のこの子の心のゼンマイ

巻いて巻いて走らせた


夕方君の後姿に

響いていたテーマソングも

全部あの山で作られた

無名無名の歌なんだ


プーラッチャチャッチャーラ

プーラッチャチャッチャーラ

旋律が走る

ノロノロとパキパキと

どんどん出来上がる


あーそこじゃないってばー

いやこれでいいんだよー

あーわからなくなっちゃったー

またやり直し


楽しそうでうらやまし

みんなのミュージック



夕方君の後姿に

響いていたテーマソングも

おじいさんこれからも

たくさん作って下さい


あーそこじゃないってばー

いやこれでいいんだよー

あーわからなくなっちゃったー

またやり直し


楽しそうでうらやまし

みんなのミュージック

みんなのミュージック

みんなのミュージック 


作詞・作曲 スズキカヒロ (C)Suzuki Kahiro





ノハラノムコウ


アラビアの宝よりサバンナの風よりも僕を見つめてくれる君が素敵

ギリシヤの遺跡よりベトナムの虹よりも不思議で輝いてる君を見たい

羽根のある僕の背に君を乗せて青い大空へ羽ばたく 笑いながら

大きな雪の上でくり広げられてるサーカスをのぞきに行こう


アラスカのオーロラより フランスの河よりも風に流れる君の髪がきれい

エジプトの呪いよりスマトラのトラよりも本気で怒る君の方がこわい

手のひら重ねあわせそっと目をとじると一面に広がる麦畑で

君は髪をなびかせ僕にほほえんでる 黄金の光の中で


この広い世界中のなかから僕らは出会えたんだね

たくさんたくさん人はいるのに出会えたなんて不思議だね

明日も明後日も一年後も十年二十年後も

光で満たされた時の中を仲良く泳ぎ回りたい


あたたかでわがままでさわやかで泣き虫で優しくてそのままの君が好きさ

いじわるで可愛くてやわらかでおこりんぼいつまでも笑ってる君が好きさ

ありふれた出来事で僕を喜ばせてささやかな言葉で笑いあえる

どんなときも素敵な君を忘れないさ いつまでも二人でいたい


なによりもなによりも大切な宝物 いつまでも輝いていてほしいな

なによりもなによりも大切な玉手箱 ヨボヨボになったときもずっと好きさ

丘の向こうからきこえてくる鐘の音 ほがらかに優しくひびきわたる

僕たちの長い長い旅のはじまりはゆるやかなそよかぜの中


ありふれた出来事で僕を喜ばせてささやかな言葉で笑いあえる

どんなときも素敵な草原を僕らはいつまでも歩いていこう


作詞・作曲 スズキカヒロ (C)Suzuki Kahiro





やさしいおまじない


ぷるるんピカリ揺れるお星様

泣き虫の町並みに静かに微笑む


ぱちぱち目玉冴えて眠れない

そしたら森へおいで迎えに行くからさ


ぱーらるらーれ ぽらしゃらーむ

やさしいおまじない

しゃーらるだーる やーでんとぅりーむ

一緒に唱えよう


ぽろらん響く夜のマンドリン

夢を食べて生きてる黒猫振り向く


カチカチキラリ月の鉛筆で

僕らの街を描こう大人が寝た後に


ぱーらるらーれ ぽらしゃらーむ

静かに動き出す

しゃーらるだーる やーでんとぅりーむ

新しい風になろう


明日に続く僕らが歩く道

銀河に照らされ光が溢れている


くるくる巡りもらったやさしさ

星の川に還そうちょっぴりでいいから


ぱーらるらーれ ぽらしゃらーむ

そしたらまた届く

しゃーらるだーる やーでんとぅりーむ

嬉しい贈り物

ぱーらるらーれ ぽらしゃらーむ

やさしいおまじない

しゃーらるだーる やーでんとぅりーむ

一緒に唱えよう


ららら・・・


作詞・作曲 スズキカヒロ (C)Suzuki Kahiro





ゆりかご


風向きが変わってからラクダも歩き出した

スーッとした空を見上げ

僕らは陰からそれを見て

あつい あつい あつい また旅は続くよ


曼荼羅のお月様がまた腹をすかして

真夜中を過ぎて行く

僕らは陰からそれを見て

わらい わらい わらい 旅は続く


永遠に流れてる

川を振り返れば

大きな花が咲いていて

みんなの心包み込む

太陽のような赤い実になるよ


ゆりかごに眠るのは昔の僕だよ

今の僕じゃない

誰もが戻ることのできない空を

ずっと泳いでるのさ



永遠に流れてる

川を振り返れば

大きな花が咲いていて

みんなの心包み込む

太陽が今微笑んでいたよ


そよ風を肩にかけてオウムと歩く少年の詩よ

大きな天や大地を金色に染め

生ける者をすべて讃えよ


ゆりかごに眠るのは昔の僕だよ

今の僕じゃない

確かにみんな空を飛べるはずだから

たった一歩踏み出す大地を見よ 


作詞・作曲 スズキカヒロ (C)Suzuki Kahiro





月の船


銀河の森に響き渡る

旅人のギターの音

歩き疲れ立ち止まった日

遥かにいる君思う


見上げた冬の空

オリオンの静けさ

花の照らす道を

また歩き始める


闇に溶け行く煙草の煙

寝静まる水平線

ひとりぼっちが寄り添う街で

静かに君と出逢った


月の船に乗って

僕らは旅をした

このままどこまでも

行けると思ってた


離れて行く街の明かりに

お別れ告げて佇む


見上げた冬の空

月の船が見てる

ひとり歩く道を

何も言わず見てる


君のいない路を

僕は歩き続ける

月の船はずっと

歩く僕を見てる


僕は歩き続ける

僕は歩き続ける

月の船は見てる

月の船は見てる

ラララ・・・


作詞・作曲 スズキカヒロ (C)Suzuki Kahiro





マンゴーの夜


魚が空を泳いでる

ゆらゆらゆれる夢の影


君はずっと星を見ていた

幸せそうな顔で

何もかもがつかめなくても

少しも怖くなかった


マンゴーのような大きなお月様

最初の僕らを全部照らしてくれてた


時計の針が泣いている

何かが少し変わってく


風がどこへ消えてゆくかもわからなかった僕は

君が消えた理由なんかにまるで気づけなかった


マンゴーの夜に僕らは出会って

一番大切なものもらった気がした


マンゴーのような大きなお月様

最後の僕らも全部照らしてくれてた

照らしてくれてた


作詞・作曲 スズキカヒロ (C)Suzuki Kahiro





Afternoon


(インストゥルメンタル)


作曲 スズキカヒロ (C)Suzuki Kahiro




なつやすみ


(インストゥルメンタル)


作曲 スズキカヒロ (C)Suzuki Kahiro





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